カラスの頭の良さは思っている以上にすごい!実はカラス語で意思疎通も!?

前にカラスの死骸をみない理由を説明しましたが、カラスの頭の良さはみなさんが思ってた以上にすごいということを
ご紹介します。

まず前回説明した通り、カラスの頭の良さは脳の比率が高いからと言われています。
人間は1.8% カラスは1.4%とこれはかなり人間に近い数値です。

カラスといえば頭がいいというイメージがありますよね。
実際かなり頭がよく、
コップの底に入っている水を飲もうといろいろなものを入れて水かさを上げて
自分のくちばしで飲める高さまで水かさが上がるように、ものを入れて飲むという行動や
自分では固くて割れないきのみを、道路に置き車が通ることで硬い殻をわって中身を食べるなどなど

かなり頭がいい行動をします。
その中でも面白いものをご紹介します。

仲間が死んだときに周りに集まって鳴く意味をご紹介
カラスは仲間が死ぬとその仲間の周りに集まってなくという光景が見られます。
これをカラスのお葬式などとも言ったりします。
この行動は死んでしまった仲間のカラスに一緒に飛び立とうという意味があるようで
鳴きかけても返事がないことでカラスは仲間が死んでしまったことを理解するみたいです。
他にも意味があり、仲間が死ぬというのはその場所には何かしらの驚異があったということで
周りを警戒しているため仲間を呼んでいるみたいですね。
仲間が死ぬというのは自分の群れにも驚異がやってくるということですからね。

カラスはかなり警戒意識が高く
ある実験でカラスの前でいろいろな死骸を持っているところ
カラスの死骸にだけかなり反応し、威嚇や攻撃などされるみたいです。
他の鳥類などの死骸は大丈夫みたい。
なのでカラスの死骸を見つけても触らずにほっておくか業者に頼みましょう。
もし触ってしまうと他のカラスに攻撃されるかもしれませんからね。

カラスに嫌なことをすると攻撃される ということをご紹介
カラスに顔を見られるとそのカラスはその顔を覚えて後から攻撃、復讐に来ることを知っていますか?
なんと研究結果では、今の所最長で9年もその人間の顔を覚えているという研究結果が出ました。
研究の内容は
顔写真が貼ってある瓶を複数個用意し、ひとつだけエサを入れる。
それを繰り返し行うことでカラスは同じ顔を選ぶことができた。
そして面白いのが、その実験を一年ほど止めておき、また一年後に同様の実験を行ったところ
正解率100%であてることができた。またそれを9年していても正解率はかなり高く、
カラスは人の顔をしっかり覚えることができるとわかる。

それに
また面白いのが、目や口いろいろなパーツを隠した人の写真を見せ男性ならエサを与えるなどの実験を行うと
カラスは目や口などの特徴的なパーツが隠れていても人の男女を区別できるという結果になった。
カラスは記憶力も高いということから
カラスに嫌がらせをすると後で攻撃されるかもしれませんね。

またカラスは頭の良さから伝達能力に優れており
ある実験で怖いマスクをつけた人がカラスを捕まえ、嫌がらせを続けそのカラスに恐怖心を与えてを解放
するとそのカラスはそのマスクが見えたら逃げ出すのはもちろん
その周りのカラスも逃げ出すようになった。
しかも時間がたつほどそのマスクに反応するカラスは増え
1〜2kmも離れた別のカラスの群れも反応するようになった。

これより
カラスは少なくとも
自分自身の体験談
親から子への情報伝達
他の群れとの情報伝達

の3つの情報源を持っていることがわかった。

この情報伝達にはよく聞く「かーかー」という鳴き声
そう、カラス語が使われており、
今現在でわかっているだけでもカラスの鳴き声には少なくとも41種類の言葉があることがわかっている。
よく聞く「かーかーかー」はカラスがエサを見つけ他の仲間を呼ぶときにする鳴き声で
「くあーくあー」はねぐらに帰るカラスが出す鳴き声
「かっかっかっ」はたかなどの点滴が近づいたことを仲間に知らせたり、警戒するときの鳴き声だそう。
この鳴き声の内容を使ってカラスを追い払うことなどもされているみたいです。

今回はこの2つくらいですが
カラスは本当に頭がよく、それも仲間思いです。
いろいろ調べてみると面白いことがたくさん出てきます。
ぜひ街で見かけても石を投げたりなどの
嫌がらせはせず、行動を観察するのも面白いかもしれませんね。